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ネパール大地震被災者支援活動と災害救援復興指定寄付について

2015.05.12

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2015年5月12日

ネパール大地震被災者支援活動と災害救援復興指定寄付について

4月25日に発生したネパール大地震で被災された方々への支援として、JOCSは、ネパールの協力団体であるHDCS (Human Development and Community Services)、UMN (United Mission to Nepal)、LMN(The Leprosy Mission to Nepal)アナンダバン病院の3団体が行う活動に、各30万円、合計90万円を支出しました。3団体にはJOCSが過去にワーカーを派遣し、現在も奨学金によって保健医療従事者育成を支援しています。3団体ともに、大きな被害を受けながらも支援の行き届いていない地方の村々(ラムジュン郡、マクワンプール郡、バクタプール郡、ダディン郡等)で活動を始めました。怪我をした人々を治療する医療チーム派遣のほか、食料、テント、毛布等の配布を行っています。今後は、衛生状態の悪化による病気の蔓延を防ぐ対策や心理ケアも必要になってくると考えています。

JOCSには、皆様が災害救援復興のためにくださったご寄付を積み立てている「災害救援復興資金」があります。これまでに、バングラデシュのサイクロン・洪水被災支援、インドネシアの大地震被災支援等の実績があります。2015年4月末時点で、東日本大震災被災支援予定額を除いた取崩しできる資金は、2,742,023円でした。90万円をネパールの3団体に支援しましたので、今後取崩しできる金額は、1,842,023円となりました。

ネパールの復興には時間がかかることが予想され、3団体とも長期的な活動を行っていくことを検討しているほか、JOCSが長く関わってきた看護学校も校舎に大きな被害が出ており、その再建のための資金が必要になってくるものと考えられます。JOCSは、今後もネパールの協力団体と相談しながら、各団体が自ら計画し支援を必要とする活動に、「災害救援復興資金」から協力していきたいと考えています。

この活動にご賛同いただけましたら、「災害救援復興指定」のご寄付をいただければ幸いです。指定寄付は、一旦「災害救援復興資金」に積み立て、協力団体からの要請を検討したうえで、支出していきます。当面はネパールでの支援活動に使用していきますが、JOCSの協力団体がある他の国での災害救援復興活動に使用する可能性もあります。そのことをご了解の上、ご支援くださいますようお願いいたします。

ご寄付のお振込み先は、次のとおりです。通信欄に「災害救援復興指定」とお書きください。

ゆうちょ銀行 口座 00170-3-13986

加入者名 日本キリスト教海外医療協力会募金部

 

ネパール協力団体の概要・被害状況・支援活動計画の詳細は、こちらをご覧ください。(PDFで開きます)

Anandaban Patients Makeshift Camps and Medical care

写真:LMNアナンダバン病院