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活動内容

バングラデシュ・山内章子(理学療法士)

山内章子(やまうちあやこ)ワーカーは2007年7月からマイメンシン県の障害者コミュニティセンター(PCC)を拠点としながら、他の障がい者施設でも理学療法の改善に取り組んできました。2015年6月から赴任した第3期の活動の柱は、①現地の理学療法技術者を、指示がなくても施術できるように育成すること、②障がいのある女性たちが主体的に生きていく力を育むことです。

2017年度の活動の成果

山内ワーカーの指導によりPCCでは理学療法スタッフ5名が育ち、彼らだけで理学療法外来や巡回セラピーができるようになりました。基礎研修カリキュラムや教材が整備され、実践用の評価用紙も定着しています。また障がいのある女性たちが集うPCC女性クラブでの収入向上活動や家庭訪問を支え、差別や貧困にあえぐ障がいのある女性たちを力づけてきました。

2016年度の活動の成果
2016年度の活動の成果

派遣先:障がい者コミュニティセンター

障がい者コミュニティセンター(PCC:Protibondhi Community Centre)は長年バングラデシュで障がいのある人々とともに歩んできた故ブラザ-・フランクを中心とするテゼ共同体(※)のブラザーの尽力によって1997年に設立されました。マイメンシン市内の限られた地域内で、障がいのある最貧層の人々に補装具や医薬品を届けるささやかな活動から始まりました。やがて様々な必要に応える複数のプロジェクトが立ち上がり、補装具や医薬品の支援に加えて、理学療法を提供したり、生計向上支援や職業訓練、さらに障がい者の尊厳や人権保障、公的社会保障の実現といった「開発」の側面を重視した活動にも取り組むようになりました。特に孤立しがちな障がいのある女性たちの分かち合い、読み書きをはじめ生きる術を学ぶ場、互いに心身をケアする場づくりにも力が入れられています。地域的にもマイメンシン市内だけでなく、市外の村落に暮らす人々の必要にも応えています。
なお、山内ワーカーはPCCを拠点に、近隣県の障がい者支援団体も訪問し、理学療法士の指導・育成を行っています。

※テゼ共同体
1940年にフランスの寒村テゼTaizeでブラザー・ロジェによって始められた超教派の男子修道会です。バングラデシュには1974年からブラザーたちが滞在し、チッタゴン、ダッカを経て1987年からマイメンシンに共同体がたてあげられています。障がいある人々に手を差し伸べるほか、貧しい学生への支援なども行っています。ベンガル人だけでなく、多くの少数民族の人々とも、ともに労し、ともに祈る共同体です。