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2015年度 福島県内児童養護施設 被災者支援活動

2016.07.19

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活動の背景

福島県内の児童養護施設には、様々な事情から親元に帰ることのできない子どもが生活しています。原子力発電所の事故による低線量被ばくの長期的な影響は未知数です。将来の健康被害を防ぐため、最大限の予防を図るとともに、検査を継続して受ける必要があります。

支援内容

「特定非営利活動法人福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会」をパートナー団体とし、施設入所中の子どもと職員の個人被ばく線量測定、甲状腺検査、尿中セシウム検査、食品放射能測定器の校正費用を支援しました。

成果

除染と自然衰退により空間放射線量は減少してきていますが、福島には依然放射線量が高い地域があります。福島市の「青葉学園」および「福島愛育園」で個人被ばく量を測定し、外部被ばく量の可視化に役立てられました。甲状腺検査では、一人ひとりに検査結果を見せながら理解力に合わせて説明し、検査を続ける必要性の理解を促進しました。尿中セシウム検査は内部被ばくの査定に、食品の放射能測定は内部被ばくの予防に役立てられました。