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停電と太陽電池

2010.07.12

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停電と太陽電池

夜の田舎道は真っ暗です。
でもこの国の人たちは、暗がりでもあまり気にしていないようです。
真っ暗な夜のがたがた道でも明かりなしで歩いているし、
無灯火の自転車ですいすい走行していて、びっくりします。

昨夏ホームステイしたマンディーの家庭では電気を引いていなかったので、
夜は石油ランプ(ハリケーン)の生活でした。
ご主人が毎日のように「ほや」の掃除をしていました。

クリニックには電気が来ていますが、1日のおよそ半分は停電しています。
とくに夕食時など皆が使いたい時間帯は、需要が供給を上回るのか、たいてい停電です。
たまに夕食時に電気が来ていると、ほっとします。
(クリニックには発電機はありません。)

  

クリニックで「石油ランプ」以外に使っているのは;
「充電式の懐中電灯、電気スタンド」(電気の来ているときに充電しておく。)
「ソーラーライト」(私が昨年持って来た。主にオフィスで使用。)

どれも一長一短があります。
ソーラーライトは1年間毎日のように使っていた?らしく、
「点灯時間がだんだん短くなって来た、1日中日光に当てても1時間しかもたない。」
ということなので、今回持参した新しいソーラーライトと交換しました。

私はダイナモ式の懐中電灯と、古い方のソーラーライトを使っています。
(ハリケーンは、何度もつけたり消したりしにくいし、掃除が面倒で、使っていません。)

でもこれらの明かりで小さな字を読みたくはありません。
また、充電しておいたパソコンも使いたくありません、
画面の明かりに虫が集まって来るので。

それで、夕食後に停電していると…寝るしかありません。
今はそろそろ満月、晴れていれば月明かりが期待できて、ちょっと嬉しい。

携帯電話の太陽電池式充電器も持って来たのですが、
コネクターが合わず、今のところ使えません。
(私の場合、インターネットに接続するために携帯電話が必要です。)

この国は日照時間が長いので、太陽発電がぴったりなんだけどな…
大がかりでなく手軽に使える機器を開発すれば、きっと需要があると思う。
日本の関係者の皆さま、いかがでしょうか?

バングラデシュ短期ワーカー 乾眞理子