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川口恭子元ワーカーによるオンライン国際保健医療勉強会を開催しました

2025.07.07

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2025年6月13日(金)、川口恭子元ワーカー(保健師)による国際保健医療勉強会「草の根の人々と共に生きる:バングラデシュで暮らしたこと、働いたこと、思ったこと」をオンラインにて開催しました。

川口元ワーカーは1983年1月より1995年12月までの約10年間(2年間の留学期間を除く)、バングラデシュにて地域保健活動に従事しました。派遣先団体のスタッフと共に手探りしながら、結核対策、栄養教育、そしてヘルスボランティアの育成に取り組みました。

宗教や文化が異なる環境のもと、川口元ワーカーが大事にしていたことは、敬意をもって相手に接することでした。現地で信じられていた医学的には根拠がない病気の治療に関する考えに対しても、頭から否定するのではなく、まず耳を傾けどうしてそのように考えられているのか理解することに努めたと話します。「どんなに些細でも相手の秀でているところ、例えば現地の人が手でヨーグルトを器用に食べているところに目を向けてすごいなぁと受けとめる」という話からも、川口元ワーカーの敬意をもって人に向き合う姿勢が伝わってきました。

参加者から寄せられた感想

「教えてもらうことの方が圧倒的に多かった」「相手をすごいなあと思うことが大切だ」という実感のこもった言葉は印象的でした
相手への敬意という実践は、障がい者施設で働く自分にとっても大事な姿勢と考えていますが、もう一度「お前はほんとに大丈夫か?」と問われた気がしました