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Jalchatra Hospital(ジョルチャットラ病院)

2010.11.09

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11月2日、Dr Bakerが「Jalchatra Hospitalで打ち合わせがある」
ということなので、私も連れて行ってもらいました。
初めてmotorcycle taxiを利用、運転手とDr Bakerと3人乗り。
凸凹を避けて走るので、四輪車に比べ乗り心地は格段に良いが、無防備なのが怖い。

Jalchatra Hospitalは、近隣の「結核&ハンセン病専門病院」で、
Kailakuri Clinicはここのsubcenterになっています。
(clinicに来た結核疑い患者の痰はここに送り、結核菌陽性であれば登録し、
ここから薬を受け取り、患者さんに投薬します。)

もともとはJalchatra Missionが「ハンセン病患者の施設」として、1951~1952年にMadhupurの森の中に建設。
1972年にDamien Foundation(Belgian NGO)が、「Bangladeshでのハンセン病治療の拠点病院」として、missionから譲り受けました。
1994年からは結核治療も行い、国の「結核&ハンセン病対策」と連携しています。
(土地はmissionのもので、周りにはmissionの経営する学校もあります。)

Bangladeshの結核対策は、国を地域に分け、複数のNGOが、地域ごとに対策を引き受けています。
Damien Foundationはその中でも一番多くの地域を受け持っています。

Dr BakerがArif directorと打ち合わせをしている間に、Amir氏に病院内を案内して頂きました。
入院ベッド数は80床。結核、ハンセン病の方が、平均1~2ヶ月入院します。
(多剤耐性菌結核の場合は、特別の病室に、菌が陰性になるまで入院。)
他に、蛇による咬傷での入院も、よくあるそうです。

入院患者さんはベッドに寝ていて、Kailakuri Clinicの「床にゴザ」とは大分違います!
結核菌の検査室、一般検査室、レントゲン室、滅菌消毒室、薬局、洗濯室、靴工房などを一通り見学しました。
結核、ハンセン病以外の一般外来もしています。

   

他施設の見学は、視野が広がって良かったです。
私は検査に興味があるので、機会があれば検査室を再訪問したいな。

バングラデシュ短期ワーカー 乾眞理子