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タイ北部山岳地域で医療活動をおこなうNPO団体「Where There Is No Doctor」 ミャンマー避難民緊急支援

2022.02.24

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JOCSの協力団体である「Where There Is No Doctor(以下、WTIND)」は、タイ北部チェンライ県のミャンマーとの国境近くの少数民族が暮らす医療施設のない山岳地帯で医療・衛生・教育などの社会活動をおこなうNPO団体です。

20212月に勃発したミャンマークーデターによって、少数民族の村々は国軍の空爆を受けています。その一つカレン族の村々も空爆を受け、家々は焼き尽くされ、カレン族の人々はタイ国境地帯のWTINDの活動地域に逃れ、現在も避難民として山林に身を隠しています。食料不足と寒さの中、飢餓状態にある彼らはいのちの危険にさらされています。WTINDは代表のデイビッド医師を中心にボランティアと協力して、カレン族の人々のために、医療・食料支援を続けています。特に栄養失調状態にある子どもや乳幼児、その母親や妊婦、高齢者への医療サービスと食料支援のため、JOCS4月、6月、8月の3回にわたり、医薬品やビタミン剤、食料を購入するための緊急支援要請を受け、合計で約116万円の資金支援いたしました。

20222月現在もミャンマーのクーデターは悪化の一途をたどり、カレン族の人々や避難民支援のボランティアワーカーが国軍に拘束されているとの報も受けています。いのちの危険を冒しながらもカレン族の人々を救うために懸命に戦っているデイビット医師をはじめとしたボランティアワーカー、そして絶望の中で生きるカレン族の人々にいのちの源である主が寄り添い守ってくださるように、尊いいのちが救われるようにお祈りをお願いします。