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JOCSの奨学金が、貧しい人々への医療提供につながっています -バングラデシュ奨学金事業のオンラインモニタリングを実施しました―

2023.03.17

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アジア・アフリカの国々には、人々が保健医療サービスを受けにくい地域が多くあります。JOCSでは、そのような地域の保健医療レベルの向上をめざして、奨学金による支援をおこなっています。

 奨学金協力団体の一つ、バングラデシュのカイラクリ・ヘルスケア・プロジェクト(KHCP)のモニタリングをオンラインで実施しました。奨学金の担当者のPijon氏と面談し、奨学金のニーズについて聞きました。

 KHCPはバングラデシュ中央部の貧しい農村地域にあります。「貧しい人による、貧しい人々のためのヘルスケア」を理念に掲げ、無資格の村人が、有資格者の指示のもとでスタッフとして働き、低価格の医療を提供しています。

 Pijon氏からは、「政府のガイドラインに従うため、有資格の医療スタッフの増員が急務です。地元の役所が、有資格者数を聞いてきたり有資格者のインタビューを求めたりすることもあります」という現状が報告されました。 

Pijon氏はスタッフ育成について「JOCS以外の団体からの奨学金支援はありません」と言います。KHCPは、そもそも貧しい村人に医療を低価格で提供しています。そのため資金に余裕がなく、スタッフが資格を取得するための研修費用の捻出は難しい状態にあります。 

Pijon氏
Pijon氏
スタッフの研修費用を、JOCSの奨学金が支えてくれています。有資格者が増えることでKHCPの運営継続が可能となり、貧しい人々への医療サービスの提供につながっています。

 

 JOCSでは奨学金を通じ、支援の届きにくい地域への保健医療向上を目指していきます。