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奨学金事業 近況報告 ― 新たに22名の奨学生が選ばれました

2023.09.11

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JOCSは、アジアとアフリカの国々で、地域の医療の担い手となる保健医療従事者の育成を、奨学金の支援を通じておこなっています。 

2023年度には、5カ国から合計60名の応募が寄せられました。奨学金委員会では、願書から、出願者の熱意や地元の医療に長期間にわたり貢献する意志、そして人材育成の緊急性を見極め、厳格な選考をおこない、最終的に22名の奨学生を選考しました。これらの奨学生は、医療が行き届きにくい地域の医療現場で活躍し、医療状況を改善することが期待されています。 

今年度採用された准看護師のアイザックさん(ウガンダ)は、栄養学を学びます。ウガンダでは、感染症に加え、糖尿病等の生活習慣病も増えています。過去25年間で、肥満の有病率は2倍に増加し、成人の10人に2人が過体重とされています。同時に、栄養不足も依然として深刻な課題です。アイザックさんは、料理の実演、健康教育、カウンセリングなどを通じて、栄養状態の改善に貢献する意欲を持っています。

アイザックさんの所属する病院。
外壁にある「私たちは治療を、主は癒しを」をモットーに
小さくされた人々に医療を提供している

奨学生たちは、地域の人々の健康といのちをまもるため、医療従事者としての知識と技術を向上させようと、奨学金を活用した学びに励んでいきます。今後も皆様のご支援をよろしくお願いいたします。