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ウガンダの奨学生からクリスマスメッセージが届きました

2023.12.18

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ミディアス・キコンコ(ウガンダ ブウィンディ・コミュニティ病院 看護助手)

「私が働くブウィンディ・コミュニティ病院は、コンゴ民主共和国に隣接するウガンダ南西部にあります。住民の多くは非常に貧しく、栄養失調の子どもも多くいます。マラリアなどの感染症も蔓延していて、致死率の高いエボラ出血熱の感染者も発生しました。私は、この病院で2005年から看護助手として働いています。病にあった人々が回復して元気になる姿に、いつも喜びを感じています。高血圧で意識不明の重体で運ばれてきた患者を担当した際、長時間、懸命に看護しました。その患者が回復したときの喜びは言葉では言い表せません。

このように看護の仕事に大きな喜びを持っていた私でしたが、政府の方針により看護助手の制度が廃止され、医療従事者としてより高度な資格を取得しないと職を失う恐れがありました。そんな中、JOCSの皆様から奨学金という愛の手が差し出され、准看護師の資格を取得する機会が与えられました。学校では、産前健診、分娩介助、新生児の感染予防について学んでいます。昨年は校内の保健委員長に任命され、他の生徒たちと一緒に、地域内で感染予防や衛生環境の向上の啓発活動をしました。

 
医療資源が限られたこの地で、人々の健康といのちをまもる働きには困難が伴います。しかし私の力の源は、イザヤ書4910節にあります。『彼らは飢えることなく、渇くこともない。太陽も熱風も彼らを打つことはない。憐れみ深い方が彼らを導き湧き出る水のほとりに彼らを伴って行かれる。』たとえ困難が伴おうとも、憐れみ深い主が私を導いてくださると信じます。クリスマスの希望と祝福が豊かにありますように。」