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HOME>ニュース>奨学金>タンザニア 聖アンナ・ミッション病院で働くJOCS元奨学生の近況報告
2024.09.06
いつもJOCSの活動をご支援くださり、ありがとうございます。
タンザニア・タボラ州に、JOCSの協力団体のひとつであるタボラ大司教区保健事務所(以下、TAHO)があります。TAHO傘下の病院、聖アンナ・ミッション病院で働くダマスさんをご紹介します。
ダマスさんは、JOCSの奨学金で2012年9月から2年間学び、准看護助産師となりました。その後同じくJOCSの奨学金で2020年11月から1年間学んで正看護助産師になりました。現在は、救急病棟・手術室と慢性疾患クリニックの看護師を務めています。弓野綾元ワーカー(2015~2018年派遣、医師)が開設した慢性疾患クリニックを、2名の同僚とともに守り続けています。
ダマスさん(中央)
保健医療施設のない地域で育ったダマスさんには、いつか医療を提供できる仕事につきたいという思いがありました。中学校を卒業したときに、TAHO所長のアレックス神父との出会いをきっかけに、聖アンナ・ミッション病院でボランティアとして働くことになりました。その後ボランティアとしての働きを認められ、病院からの推薦によってJOCSの奨学金を受けることができて、看護助産師になりました。
ダマスさんは現在、看護師の仕事のほかに、経験を活かして院内の勉強会で看護ケアの知識と技術の講師を担当しています。このチャンスをもらって、ダマスさんは教えることが好きであると気が付きました。そして、次のように語ってくれました。「勉強会でスタッフが技術や知識を習得できた時に、とても喜びを感じます。今、スタッフの育成に携わることができて、病院や地域の人々の健康のために貢献できているのではないかと思っています。奨学金を受けて、看護助産師となり、医療サービスを提供できる者として働けていることに感謝しています。これからも聖アンナ・ミッション病院や地域の人々のために働きたいです」
聖アンナ・ミッション病院に誠実に仕えるダマスさんの働きを、これからも応援してください。
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