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HOME>ニュース>奨学金>JOCSの元奨学生からの近況報告ー貧しい地域にある診療所で働くイノセントさん
2024.10.25
いつもJOCSの活動をご支援くださり、ありがとうございます。
タンザニア・タボラ州に、JOCSの協力団体のひとつであるタボラ大司教区保健事務所(以下、TAHO)があります。その傘下の施設の中で最も貧しい地域にあるイゴコ診療所で働くイノセントさんをご紹介します。
イノセントさんは、2015年9月から2年間の研修で臨床検査技師助手の資格を取得しました。イノセントさんは、もともとンダラ病院の近隣にある地区の出身で、ンダラ病院でボランティアとして働いていました。JOCSの奨学生として採用されて資格取得した後は、イゴコ診療所で働くことになり、現在に至るまで7年間とても誠実に勤めてきました。イゴコ診療所には、イノセントさんのほか、医師と看護助手のスタッフしかいませんが、地域の人々にとってはとても大切な診療所です。イノセントさんは、研修で学んだ検査の知識を用いて人々の健康を支えています。また、お産の時は看護助手が一人しかいませんので、イノセントさんが出産のお手伝いをすることもあります。そのため、イノセントさんは現在TAHOとJOCSが協働で実施する『ママ・ナ・ムトトプロジェクト』の活動の一つである出産にかかわる保健医療従事者の技術向上のトレーニングにも参加しています。人形を使った新生児蘇生法のトレーニングを繰り返し受けるうちに、イノセントさんは技師の立場でありながら、赤ちゃんを蘇生させる技術を身に付けました。
イノセントさんは、これからも地域の人々の健康を支えるためにイゴコ診療所に勤めていきたいと語ってくれました。
地域の人々の健康を支えるために、小さな診療所で働くイノセントさんの働きをこれからも応援してください。皆さまのあたたかいお支えとお祈りが力になります。
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