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HOME>ニュース>奨学金>奨学金で看護学士を取得 オカルドゥンガ病院で活躍するネパールの元JOCS奨学生
2025.01.27
いつもJOCSの活動をご支援くださり、ありがとうございます。
ネパールの東、エベレストの麓の地域にあるオカルドゥンガ病院は、60年以上に渡り、地域に根差し、人々に寄り添いながら診療を続けています。JOCSは、1969年から数期にわたり、伊藤邦幸医師をワーカーとしてこの病院に派遣していました。
2021年12月から看護学の学士コースを受講していたアヌ・ライさんは、3年間の学びを終え、2024年10月からオカルドゥンガ病院に復職いたしました。ネパールでは、学士を取得すると病院の管理職につくことができます。
現在は、病棟の看護師長をつとめ、経験の浅い看護師への研修の指導役を担っています。
この度、アヌさんから研修終了の報告がありました。
「JOCSの皆さまからのご支援を心より感謝いたします。
アヌ・ライさん(写真右)
研修中は、看護の技術を用いるためのコミュニケーションのスキル習得、看護教育や患者が重篤なケースでの対応の仕方は、実践的でとても有益でした。研修を通じて、能力の向上だけでなく看護ケアを提供するための自信を得ることができたと思います。
2024年9月研修が終了となる直前、ネパールは、特にカトマンズ周辺では、大雨の影響で市内が大洪水に見舞われ、川が氾濫、道路が浸水する被害が発生、多くの人々が家を失ってしまいました。退院を間近に控えていた患者さんの中に、帰る家を失くしてしまった方もいました。
現在、復興に向かっていますが、人々の生活が回復しますように、ぜひお祈りください。
自然災害を受けた人々以外にも、私たちの病院があるオカルドゥンガ周辺の地域には医療施設が遠く、診療を受けることができない人々がたくさんいます。そして、オカルドゥンガ病院には山を越えて遠方からやってくる患者さんもいらっしゃいます。患者さんに質の高い医療、看護ケアを提供できるように、学んだ知識・技術を生かして、看護を通して人々に仕えていきます。」
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