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奨学生近況:専門医コースで学ぶインドネシアのフリッツさんからの報告

2025.02.05

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いつもJOCSの活動をご支援くださり、ありがとうございます。

 JOCSとインドネシアの関係は古く、最初のワーカーである梅山猛医師を1961年に派遣して以来、現在に至るまで協力関係が続いています。現在は奨学金支援を通じて、現地の医療従事者の育成に力を入れています。協力団体の一つ、シナルカシ病院は中部スラウェシ島の小さな町・テンテナにあります。JOCSの奨学金で医師の資格を取得したフリッツ医師は、2023年から内科専門医を目指して再度JOCSの奨学金で学んでいます。

このたび、2年目を終えたフリッツ医師のご報告をお届けいたします。

 

フリッツ医師(写真右)

「シナルカシ病院には、内科診療ができる常勤の医師がいません。同じ州にある政府病院から非常勤の医師が週2回、午後の数時間だけ内科の診療を担当していますが、それでは十分な医療サービスを提供することはできません。常勤の内科の医師がいれば、病院のサービスが格段に向上することは明らかです。

私は今年、内科専門医コースの3年目に入りました。昨年は、内科医として必要な分野の座学および臨床の研修をしっかりと受けることができました。近年、インドネシアでも慢性疾患の患者が増えており、特に糖尿病や高血圧といった生活習慣病に関する研修はとても重要です。

今学んでいることは、シナルカシ病院の医療サービス向上に必ず役立つと信じています。そしてそれを通じて、一人でも多くの人々がイエスキリストの愛を体験することができると信じています。

皆さまのあたたかいご支援に感謝いたします。専門医資格の取得まであと3年、テンテナの人々の健康を守るために、さらに高度な技術を身につけていきます。

 

シナルカシ病院では、政府の要請をうけて建設した新しい病棟が10月末に完成し、1月に新病棟での医療サービス開始を予定していました。しかし、現在もまだ政府から営業の認可がおりず、古い病棟で医療サービスを提供している状態です。1日も早く認可が下りるようにお祈りくださると幸いです。」