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HOME>ニュース>ケニア 第二期シロアムプロジェクト活動ニュース アンガザクラス紹介
2025.04.21
シロアムの園は、障がいのある子どもたちと家族と共に歩み、個々のニーズにあった包括的ケアを提供するだけでなく、一人一人の賜物を活かして、それぞれが生きる喜びを感じる社会を目指す団体です。第一期シロアムプロジェクトにて築かれた基礎を盤石にするため、第二期シロアム・プロジェクトにて、シロアムの園と協働しています。
シロアムの園の10 代の子どもたちを対象としたアンガザ(スワヒリ語で“輝く”の意味) クラスについて紹介いたします。
現在13名が参加するアンガザクラスは、JOCSが2023年9月に派遣した河野眞氏(作業療法士、JOCS短期専門家)の提言を受けて2023年10月に始まりました。既存のクラスでは子どもたちに備わっている様々な機能の確立と強化を目指していますが、アンガザクラスでは子どもたちが生活のためのさまざまなスキルを習得していくことを目指しています。
導入部となる最初の時間では子どもたちは自己紹介をします。名前と住んでいるところから始まり、年齢、通っている学校、担任の先生の名前などをみんなの前で話します。紹介する内容を少しずつ増やしていきながら、みんなの前で話す練習をします。
自己紹介が終わり少し休憩をはさんでから、その日のテーマに基づいた活動が始まります。テーマは週によって異なり、「食べる」をテーマにパンにバターを塗ってみんなで食べる日もあれば、「身だしなみ」をテーマに爪切りに取り組む日もあります。
クラスの最後の時間では、子どもたちはみんな教室を出てそれぞれ与えられた活動をします。鶏小屋で鶏の世話を手伝う子どももいれば畑の手伝いをする子どももいます。それぞれの活動にはスタッフがついて、作業のサポートをします。
2025年1月でシロアムの園は設立から10年が経ちました。シロアムの園に通う子どもたちの年齢層は設立時と比べて高くなっています。子どもたちの成長に伴って求められる支援も変化してきています。2025年4月からは青年・成人を対象としたセンターが立ち上がりました。JOCSは、子どもたちと家族にとって必要な支援は何か、シロアムの園とともに考えながら活動を続けていきます。引き続きのご支援とお祈りをお願いいたします。
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