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切手の余白の取り方について

2013.10.30

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先日のテレビ取材でも話題になり、インタビューで答えたことなのですが、切手の廻りを切り取る際の余白の取り方について。 今回、切手を封筒から切り取る場合に、その余白の大きさの根拠として、消印を残すのか?残さなくても良いのか?という質問がありました。 結論としては残らない場合があっても良いから、一律に5㎜~1cmというのが基準です、とお答えしました。 しかし、実はこのキロボックスを買われるコレクターの多くの方たちから、消印が切手から外れていてもそれを見たい場合がある、という意見を多くうかがっております。

切手の余白が1cmを超えている例。

切手の余白が1cmを超えている例。

余白が5㎜を超えている場合。

余白が5㎜を超えている場合。

JOCSでは、過去において切手商さんのご意見を基にして、切手の廻りを5㎜~1cm余白を残して切り取って頂く、ということを決めたようなのです。 切手商さんであれば、当然キロボックスを買い取る場合に、その重さと中身の枚数の関係にシビアになるでしょうから、これも当然切手の余白は平均的には少ない方が良い、と判断されたのだと思います。 実際問題、正式な切手のコレクションは、封筒のままか封筒からはがした切手だけのコレクション、という形が正道のようです。 そうなると、余白があるかないか?ということよりも、切手そのものが破損していないかどうか?だけが問題になるのだと思います。

切手の余白

切手の余白

ただ、理屈はそのとおりなのだとしても、個人のコレクターさんにしてみれば、正しいコレクションにならなくても切手の消印を見てみたい!という要求が出るのは、想像に難くありません。 台紙を付けたままで、消印が完全に判断できる形でコレクションしている方もいるのではないでしょうか? たとえばレアーな切手と消印の組み合わせなのだが、惜しくも消印が切手の印面からはずれてしまっている場合、がこれにあたるのではないでしょうか。 というわけで、今後はJOCSとしては切手の廻りの余白を5㎜~というミニマムサイズを廃止とし、1cmくらいあるいは消印を残して、としたいと考えております。 1cm以上であれば、消印が完全に残って見えるケースが飛躍的に増えると思います。 また、このことで切手の廻りの切り過ぎで切手を破損させる危険性もかなり減るのではないでしょうか?