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切手の切り取り方

2015.02.05

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切手の切り方について掲載してほしい、というご要望がありましたので、
今回、改めて切手の切り取り方について書きます。

1年ほど前から、JOCSの切手運動の整理法として切手の周りを1cmくらい離して切り取ってください、という基準に変更いたしました。
それまでは、5mm~1cmという基準だったのです。

この変更理由は、周りをぎりぎりに切り取ることで、結果的に切手の周りを誤って切ってしまうケースが、多発していたことです。

今までもご説明してまいりましたが、使用済み切手が換金できる理由は、この使用済み切手を集めている、切手コレクターさんたちのおかげなのです。コレクターさんのご要望ですから、当然、切手そのものが損傷してしまうと収集価値がなくなってしまう、というわけです。
このような理由で、5mm~という基準をなくしました。

ところで、なぜこの5mm~1cm、という基準が出来たのでしょうか?

それは、JOCS切手運動の草創期のこと。その頃、切手商の方々のご意見を参考に、現在の形になるキロボックスによる換金を始めました。
換金してくださる方々は、今のような切手コレクターさんではなく、ほとんどが切手商さんでした。

切手商さんたちは、特に消印が切手に綺麗に載ったもののみを、コレクション品として重用しました。
このため、JOCSが集める切手に関しては、周りを大きく切る理由がなかったのです。

しかし、現在ではこのキロボックスの換金は、ほとんどが個人のコレクターさんになっています。
個人のコレクターさんも、いわば切手商さんのエンドユーザーですが、切手から離れたところに載っている消印の情報も見たい、というご要望があるのです。

そのような理由も勘案して、5mm~という基準は廃して、1cmという基準だけにいたしました。
同時に、1cmはあくまで基準であり、この1cmを超えていても、消印の情報が残るようであれば、もっと大きく切ってもかまいません。

そして抑えておきたいことは、厳密ではなく大体、ということです。
切り過ぎるよりは大き目に切る、と覚えていただける方が助かります。

ご参考までに画像を掲載しました。

切手の切り方基準図