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HOME>ニュース>ミャンマー難民医療支援>タイ・ミャンマー国境地帯に避難した人々の支援のために、医療チームを派遣しました
2023.03.24
タイの協力団体である、Where There Is No Doctor(WTIND)から、ミャンマーのクーデターによりタイ・ミャンマー国境地帯に避難した人々の支援のために医療チームを派遣してほしいとの要請がありました
アカ村でのクリニック
チェンライ県タイ・ミャンマー国境地帯に住む山岳民族の村人とミャンマー難民を支援対象とし、5名(医師3名、看護師1名、業務調整1名)からなる医療支援チームを約1週間派遣3つの村(ジャフジャカ村、ラブー村、モーピー村)で寝泊まりしながら移動し、4カ所でクリニックを設置して活動しました。WTIND代表のデイビッド医師が診察し、JOCSチームで全面的に診療中のサポートをおこないました。
活動は、診察補助、患者のトリアージ(体調の確認、血圧や体温、酸素飽和度測定など)、受付、問診、カルテ作成、薬剤調合、点滴等処置や点滴中の管理などでした。現地は冬で、日中は摂氏30度を超えますが、明け方は15度ほどになる気候です。そのためか、患者のなかには風邪症状を訴える人が多かったのですが、そのほかには皮膚疾患、慢性疾患などの人もいました。1カ所あたり一日20~40人の患者を診ました。今回、治療を受けた患者にとっては、この医療支援は有意義でした。
しかし、難民の発生とタイの医療制度の利用可否の問題の解決がない限り、外部からの支援は必要とされていくと思われます。
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