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<2007年 新年のご挨拶>

2007.01.11

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新年明けましておめでとうございます。
旧年中、皆様のご理解ご協力深く感謝申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
私たちは、「グローバル化・ローカル化・ボーダーレス化」の時代にあって、紛争・テロリズム、経済と情報の格差、構造的な貧困、HIV/AIDS、災害や気候変動、環境破壊など地球規模の危機に直面しています。それらは、貧しく弱く小さくされている人々の「いのちへの脅威」であり、その「静かなる悲鳴」は無視され、かき消され、忘れ去られているという現実があります。
JOCSは、「今後5年間の方針」で、「最も貧しくされ、虐げられ、差別され、存在さえ忘れ去られている人々のところにとどまりたい」と謳いました。その「今後5年間の方針」は、第1に(戦争責任と贖罪を礎として)実践活動を通した平和の実現、第2に女性と子ども・障がい者・少数民族・HIV感染者への取り組み、第3にそれらの人々と向き合うワーカーの発掘・養成・派遣、の三つの強調点からなります。これは、JOCSの現代的な使命の実現と「新しい50年」への宣言でもあります。「共に生きられない」現実が立ちはだかる今、私たちは試されています。私たちは、どこかで起こっていることでも想像力を働かせれば、「私」のこととして自覚し、「みんなで生きる」ために何か成し得る存在です。常に人々のことを思い、祈り、行動をするJOCSであり続けたいと思います。