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2008年新年のご挨拶

2008.01.11

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<2008年 新年のご挨拶>

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は、皆様のご理解ご協力深く感謝申し上げます。
 2007年を表す漢字は、「偽」でした。世を跋扈するウソ・イツワリ・ニセの数々、、、。「欺き・隠蔽・取り繕い・居直り」などとの相互作用により、「偽」は大人の間で感染拡大(?)しました。しかしながら、それは全くもって、子どもたちには説明できない事柄でした。一体何が本当なのか?「子どもたちに説明できない社会」は、恥ずかしいとしか言いようがありません。子どもたちの世界に「偽」病がうつらないためにも、私たちは「義」を心がけたいと思います。次世代を担う子どもたちのためにも。不公正な現実に「義憤」を覚え、同時に「平和をつくり出す活動」に力を注いでいくこと、その先に、「希望」があると信じます。

 私たちは、枚挙の暇が無いほどの地球規模の諸問題に直面しています。最大の課題は、貧困と命への脅威です。国内そして身近なところでも、日々のニュースは、あちこちで軽んじられている命の叫びの報道ばかり。悲しむばかりではなく、私たちは行動を求められています。JOCSは、一つの小さな器に過ぎません。しかし私たちは「微力」ではあっても、決して「無力」ではありません。JOCSは、主イエスが示された生き方に従い、命と平和を脅かす状況から「みんなで生きる」世界を目指して、その使命を果たしていきたいと思います。

 JOCSの派遣する楢戸ワーカー・宮川ワーカーは、共に今年1期(3年間)を終了します。お二人の働きは多くの協力によって支えられてきました。ご承知の通り、今年度はさらに新規ワーカーを3名+短期ワーカー2名を派遣することができました。感謝です。またJOCSが支援する奨学生は7カ国106名の規模に達しました。私たちの、途上国における貧しく小さくされた人々の命と向き合う働きは、JOCSの「今後5年間の方針」に沿ったものです。私たちの活動の活性化には、会員お一人おひとりのお支えはもちろん、教会・キリスト教学校・諸団体とのつながりは欠かせません。互いの違いを超えて「ミッションにおいて一つになる(Uniteする)」―そのことのため、今年も力を尽くしていきたいと思います。私たちの活動が草の根の人々のニーズに応え、より充実したものになるよう、そしてそのことが主イエスによって強められるよう祈っております。