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サイクロン「アイラ」とJOCSの支援状況

2009.06.08

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5月25日サイクロン「アイラ(Aila)」がインド北東部とバングラデシュを直撃しました。
バングラデシュ国内では南西部を中心に大きな被害が出ており、報告されているだけで、147人が死亡、負傷者約6500人、被災者約370万人、損壊家屋は約55万戸という甚大な規模です。
行方不明者も数百人に上っており、死者の数はまだ増える可能性があります。
今回被災した地方は、2007年11月のサイクロン「シドル(Sidr)」の直撃も受け、復興の途中で再罹災した人も多くあります。
サイクロン「アイラ」は、運悪く大潮と重なり、高潮が何度も押し寄せ、流れ込んだ水が何日も引かない状況が
続いたということです。そのため感染症の広まる危険も大きく、既にコレラや赤痢の患者数が数千人に上っているとのニュースもあります。
今回のサイクロンでは、JOCSがワーカーを派遣している団体やその活動地域が、直接被災したというニュースはありませんが、JOCSとかかわりの深い2団体からサイクロン被災者への救援要請が届きました。その要請に応え、救援計画の一部を担うべく各団体へ3000ドルづつの送金をいたしました。
被災者の1日も早い救済と復興を心から祈りつつ、現地からの声に引き続き耳を傾けてゆきたいと思います。(川口記)

サイクロンの画像はこちらをご参照ください。


http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2608876/4225633

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2607767/4219283