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カンボジア再訪

2010.02.22

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1月下旬にカンボジアの諏訪ワーカーを訪問しました。諏訪ワーカーは、2008年から礼拝会シスターの運営するシェルター(ドメスティック・バイオレンスや性的搾取の被害にあった女性たちの避難所であり、自立のための準備をする場所)に派遣され2年が経ちました。

プノンペンのシェルターに次いで、シェムリアップでもシェルターがスタートしました。諏訪ワーカーはプノンペンのシェルター責任者として、3人のスタッフと一緒に仕事をしています。

私が訪問した時には7人の女性と5人のこどもがシェルターに住んでいました。12月にはその倍の人たちがいたそうです。諏訪ワーカーは任期最後の1年に入りましたが、この1年でスタッフに更に力をつけてもらおうと、日々の仕事を通して学んでもらうだけでなく、3交代の忙しい日常の中にも研修の機会を取り入れたりしていました。

また、入所している人たちの自立と言っても困難が多く、ひとりひとりの今後の身の振り方やこどもたちの将来に頭を悩ませながら、シスターやスタッフと共に可能性を求めて努力を重ねています。

 私個人としましては、一昨年11月に訪問を予定しながらバンコク空港封鎖の余波を受け、バングラデシュからカンボジアに行けなくなった経緯があり、今回やっとその時の残念な思いが晴らされた気がしました。

さて、来年のことになりますが、2011年1月に会員さん対象のカンボジア・ツアーを企画します。
諏訪ワーカーからシェルターの話しを聞いたり、アンコールの遺跡を訪ねたり、中味の濃いツアーですので、ご関心お持ちの方は今から頭のすみに置いておいてください。(川口恭子記)