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パリシュ

2010.09.29

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マンディーの女性、35歳。8月22日から入院中。

「6か月前から倦怠感、時々発熱、最近は咳、胸痛、下痢などがあり、
村で治療していたが治らない。」とのことで受診、paramedicが診察。
顔色が悪く(貧血)、頻脈(140/分)、湿性ラ音、手足の浮腫があり、
「結核?マラリヤ?心疾患?」の疑いで入院した。身長140cm、体重28kg。

3回の痰検査で結核菌は陰性。
ビタミン類とLevamisol(寄生虫の薬)を飲んで、数日後には解熱、
症状は少しずつ良くなっている。頻脈(120/分)は気になりますが・・・。
体重は9月13日、30kg、9月19日、32kg。
原因は寄生虫かな??

子どもは18歳の娘リピィ、9歳の娘レビナ、7歳の息子ジョアキムの3人。
長女のリピは町のbeauty parlor(美容院)に勤めている。
ご主人(ポリヌス62歳)と下の二人の子どもは、クリニックで寝起きしていて、
家には今、誰もいない。

ご本人もご主人も「ここが気に入っている、なるべく長く入院しておきたい」とのこと。
そろそろ退院できるのでは?と思うのですが・・・。

家はずっと遠くの、象のいる地域で、農業もなかなか難しいそうです。
レビナは家の近くのmission schoolの1年生ですが、今はお休みしています。
学校の建物はWorld Visionが建ててくれたそうです。

「ご家族の写真を撮らせてほしい」とお願いしたら、
よそゆきに着換えて並んでくださいました。

バングラデシュ短期ワーカー 乾眞理子