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HOME>ニュース>ネパール最大のハンセン病施設であるアナンダバン病院を訪問しました。
2026.03.17
いつもJOCSの活動をご支援くださり、心より感謝申し上げます。
2026年2月、ネパールの首都・カトマンズ郊外の山間にあるネパール最大のハンセン病施設であるアナンダバン病院を訪問しました。
2024年9月 地滑りの跡
アナンダバン病院には、ハンセン病を患い、社会から疎外されている患者さんたちが多くいます。病院の職員たちは患者さんたちに優しく寄り添い、ハンセン病の診療と患者さんたちの社会復帰のために尽力しています。
2024年9月の豪雨による地滑りの発生後、病院へ通じる道路は完全に寸断されてしまいました。地滑り発生の翌日、患者さんたちを救うために職員たちは病院の裏山を何時間もかけて登り、ようやく病院に辿り着いて患者さんたちを安全なところに導いたと聞きました。二次災害の危険が残る中で恐怖に屈することなく行動した職員たちの覚悟と献身には、深い尊敬の念を抱かずにはいられません。
術後の患者にリハビリをするアプサラさん
元奨学生で理学療法士のアプサラさんは、実際に地滑りが起きた場所に案内してくれました。地滑りの跡は今もはっきり残っています。地滑りは金曜日の夜に発生したため、多くの職員はすでに帰宅していました。しかし、当直スタッフ1名が残っており、被害に巻き込まれてしまいました。アプサラさんはその悲しみと、自然の恐ろしさを痛感したことを語ってくれました。
アプサラさんが働くリハビリテーション室では、ハンセン病の影響で手が曲がってしまった男性が、指をまっすぐにする手術を受けた後、指の曲げ伸ばしのリハビリに取り組んでいました。アプサラさんは患者さんに優しく声をかけながら、男性の手の機能が回復するよう、地道で丁寧なサポートを続けていました。
また、元奨学生で小児科医のカレブ医師は、2024年9月からアナンダバン病院の診療部長を務めています。小児科外来を案内してもらうと、外来入口や診察室の壁には、子どもたちの心が和むようなかわいらしい装飾が施されていました。カレブ医師は「子どもたちが怖がらないように、こうしているのです」と語ってくれました。子どもたちを診るそのまなざしには優しさと深い愛がにじみ出ていました。
小児科外来のかわいらしい装飾
小児外来で診察をするカレブ医師
小児科医となって約10年。経験を積み、今は医療部門の統括を任されています。クリスチャンとしても信仰に厚く、「JOCSの元ワーカーである岩村先生には到底及ばないけど、その信仰心と行動に大きな影響を受けたので、少しでも近づけるようになりたい」と語ってくれました。
アナンダバン病院には、ほかにもJOCSの奨学金を受けて資格を得た医師や看護師が今も活躍しています。病院全体はあたたかく穏やかな雰囲気に包まれており、そこで働く職員の人柄がそのままあらわれているようでした。
ハンセン病という病を負い、社会的にも弱く、差別を受けやすい立場に置かれた患者さんたちが社会に受け入れられる環境が整えられるように、そしてキリストの愛をもって治療や社会復帰のために働く職員の働きの上に、神様の祝福が豊かにありますように、皆様のお祈りとご支援を心よりお願いいたします。
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