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rainy and cold

2010.10.13

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この数日、雨が続き、風が冷たい。(おまけに停電続き・・・。)
「でも、農作物のためには必要な雨?」と尋ねると、
「こんなに雨が降ると、稲の出来が悪い、また値上がりする、貧しい人は食べられない」とのこと。

スタッフのOnenに聞いてみました。
私「現在の米Chaulの値段は?」
Onen「1kgあたり 40Tk(タカ)」
私「おとな1人、1カ月にどれくらい食べるの?」
Onen「15~20kg」
私「そんなに!それじゃ1カ月に1人あたり600~800Tk?」
Onen「野菜も含めると1000Tk必要。2年前はこの半額でした。」

ダル豆は栄養があるとされ、クリニックでは毎食ダル・スープが出ます。
Onen「ダルdalは1kgあたり120Tk、高いので、家ではとても買えません。」

「ここのサラリーでは家族に十分食べさせることが出来ない」
「子どもが病気になっても牛乳も買ってやれない」
「僕たちも入院したいです、そうすれば十分食べられるから」
・・・スタッフたちの声です。

入院部門の食事で朝ご飯に「卵dim」がつくのは、
「特別に栄養のある食事が必要」と診断された一部の患者さんと、2人の医師だけ。
他の患者さん、付き添いの家族、そしてスタッフにはつきません。

バングラデシュ短期ワーカー 乾眞理子