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仙台からの第3報

2011.03.19

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午前中エマオで仕事をしている方々と共に、被害の一番大きかった荒浜地区を見に行く。被害のひどいところは警察に止められ入れず。 午前中、蒲中でマリー看護師と共に診療活動、診療は5人、相談が10人程度、声かけ多数。少しずつ慣れてきたのだろうか、相談を持ちかける人も多くなりつつあり。急に退院してきたかた、薬がなくて困っている方、血圧が不安定な方など。 午後、タクシーでこの地域では一番避難民がいるといわれる七郷小学校、七郷中学校を見学。七郷小学校で、校長、養護教諭から避難者の様子をうかがう。  はじめの4日間は政府系のDMARTからでしょうか、毎日10人程度の医師、看護婦が滞在して診療にあたっていたが、彼らが帰った一昨日からは常駐の医師がおらず、夜中が困る。医師たちは昼間順回で2時間ばかり診療をしてくれている。患者は一日100人程度。風邪、発熱、胃腸障害など。インフルエンザも出て、重症者もあり、夜中救急車の要請も。夜中が不安なので医師の常駐を願いたいとのこと。 七郷中は700人程度。責任者に会い様子をうかがい、避難所内を見て歩く。話ではあまり重症者はなく、順回の医師たちの診療で当面間に合っている様子。  七郷中にもどり、ここが一番ニーズが高いと考え、明日から常駐し、診療に当たること、そのための部屋などを見せていただき、校長の了解を得る。蒲中に戻り、責任者に説明了解を得る。蒲中の診療は七郷中にいて巡回診療班が七郷小に来て診療している2時間や空いた時間に訪問することを約する。 夕7時前、エマオに戻る。すでに仙台超教派の牧師たちによる災害支援の集いが始まっており30人を超える牧師たちが集まり、討議中。今日の様子、医療の必要性などについて短く報告。その前後、ジェフリーさんたちに話をし了解を得る。仙台JOCSの渡辺さんが待っていてくれて今後について話をする。 仙台市内。昨日と変わらず。食料品店の前には長蛇の列。ガソリンは一両日のうちにはだいぶ改善の予想とのこと、タクシー運転手の話。 エマオ。今日も7人の応援牧師で対応。物資が東北、関東の各地から到着し始める。現在エマオから発信している避難民の必要物資最重要品:カセットコンロ用のボンベ、できるだけ多く。 避難所内。物資は足りている。水、電気、毛布あり。食料品も、おやつも含め十分ある様子。 今後の私の予定。 明19日朝、マーチー看護師とともに七郷小に向かい、診療開始。七郷小に常駐の予定。順回医師団が来たときに蒲中に戻り、診療の予定。応援の人員がそろえば、また、エマオに戻り医療ニーズの発掘、医療ボランティアの配置など調整役に回る可能性も残す。 今後の応援者予定。 19日。内坂医師。魚住看護師。 まとめ。 若林区内でニーズのより高い七郷小に常駐し、しばらくの間診療に当たる。昨日からボランティア活動を開始した蒲中には午後の空いた時間に訪問診療の予定。