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日本基督教団 東北教区センター(エマオ)での活動報告3

2011.09.28

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日本基督教団 東北教区センター(エマオ)での活動報告③         2011.9.19 3月11日の東日本大震災発生から6ヶ月が経ちました。 東北教区センターの中にある被災者支援センターも変わらず支援活動を継続しています。 皆様の変わらぬご支援に深く感謝申し上げます。(3月15日~9月18日現在で、ボランティア登録者数は1179名、センター来訪者数:1174名) 現在も主に仙台市若林区七郷笹屋敷地区、石巻市渡波地区祝田の津波被害に遭われたお宅のお手伝いに出かけています。 8月の夏休み時期は一日60名ほどのボランティア参加がありました。 石巻での夏まつり 石巻市では8月に被災者支援センターのブランチとして新たに「エマオ石巻」が設置されました。 これまでワークのために仙台から毎日車で出かけていましたが、これからは石巻にも 宿泊可能となりました。エマオ石巻の建物は1階部分が浸水した家屋であるため、1階部分は改修工事が行われています。 8月20日、石巻栄光教会・幼稚園で夏祭りが行われ、支援センターも協力しました(主催:兵庫教区被災者生活支援・長田センター) 露店のかき氷がほどよく美味しいような、暑すぎることもない過ごしやすい気温と天候で、開場からフィナーレまで来場者が途絶えることがありませんでした。 落語会、ライブ、打ち上げ花火、たくさんの露店、ゲームなどどれもみんなを元気づけたい主催者の思いが感じられ、来場された方もたくさん笑い、ライブの時には涙を拭う姿も見られました。 栄光幼稚園の先生方やボランティアで震災直後から活躍された同志社大学の学生さんが幼稚園のこどもたち、地元の方と親しく再開を喜ぶ姿も印象的でした。私もお手伝いで伺ったつもりでしたが、お祭りの温かい雰囲気と関西の方たちや石巻で出会った方々から慰められ、よいリフレッシュになりました。 遠い地よりこのおまつりのために丁寧な準備を重ねてくださり、継続的な関わりを持ってくださる長田センターの皆さんに心よりお礼申し上げます。なお、9月25日には仙台市若林区七郷でのおまつりも予定されています。 ジャズピアニストの竹中真さんと 花*花 こじまいずみさんのライブ 露店のかき氷 30円とやさしいお値段 大きな風船に入って遊ぶ子どもたち 自転車と台風 一方、仙台市若林区七郷笹屋敷地区では、夏場に育った雑草の草刈りや畑仕事のお手伝い、道路の側溝の清掃などを行っています。 エマオからワーク地である仙台市若林区七郷までの移動手段として、片道約50分(約14km)かかる道を毎日自転車で往復しています。 この活動のために西東京教区や台湾の教会からいただいた新品の自転車も、距離にすると既に日本縦断、鹿児島から稚内までを走っている計算になるそうです。 地震によって段差の生じた道路などを毎日長距離で行き来したため自転車に負担がかかり、移動中に不具合が出ない日はなく、ブレーキやワイヤーの交換パンク修理が日常的に行われています。 9月に入ってからは台風等の影響でワークに出掛けられない日がありました。 こういう日にはエマオや宿泊場所としてお借りしている教会の清掃をお願いします。丁寧に掃除をしてくださり、何かお手伝いすることはありますか、と声をかけてくださる若い方々の献身的な姿に感動します。 こうした思いをワーク先の方々も感じてくださっていたらと思います。 そしてこれから社会に出て行く若い方たちには自分が必要とされる場所にたくさん出会って頂きたい、与える喜びをたくさん感じてもらいたいと陰ながら思っています。 エマオの主な活動 ・ 今年10月にエマオは開館10周年を迎えます。 それを記念して、9月24日からはギャラリーにてフォトジャーナリスト 桃井和馬さ んの写真展、11月5日に記念礼拝を予定しています。 ・ 10月よりキリスト教文化セミナー「日本の茶道におけるキリスト教の影響」を 開催。 ・ エマオ聖書研究 毎月3回開催。 ・ ベビータイム+バイブルカフェ(未就学児の親子と聖書をわかちあう会)では、石 巻の牡鹿半島被災者支援「お魚エコたわしプロジェクト」に協力。 ・ エマオ夕礼拝 毎月第2、第5日曜日 ・ 応援事業 ミニバザーや関係団体のグッズ販売・広報支援。JOCSグッズも販売。 ・ WEBサイト運営 施設使用状況、イベント案内、コラムなど随時更新 仙台JOCSの動き ・ 毎月第2土曜日に行っている使用済み切手整理活動「きってきっぺ」は10月より仙台市市民活動サポートセンターにて開催します。 ・ 9月23日はせんだい地球フェスタに参加。 活動紹介、チャイの試飲、グッズの販売などを予定。 新井ななえ(仙台JOCS・国内活動委員)