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バングラデシュのBDP訪問  

2012.01.13

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バングラデシュのBDP訪問     川口恭子(海外担当主事)

2011年11月下旬から約3週間バングラデシュを訪問しました。前回と同じBDP(Basic Development Partners)の学校保健教育プロジェクトの仕事でした。今回は、学校を訪問したのは2~3日だけで、あとは殆どBDPのダッカ事務所で一日中、スタッフとこのプロジェクトの活動について話し合ったり、「保健教育」のカリキュラムを考えたり、という時間を過ごしました。


しかし、学校を訪問して子どもたちに会うのは、いつも楽しく、元気をもらえる時間です。子どもたちはギュウギュウ詰めの教室で、一生けんめい勉強しています。1つの教室を竹で編んだ間仕切りで3つに分け、あちこちから他のクラスの声が丸聞こえですが、子どもたちは気にもかけず先生の話に熱心に反応しています。この子どもたちが、健康で元気に成長してくれるとよいなあ、といつも心から思います。今年からは保健担当の先生たちが「健康教育」の授業を始められるよう、準備を続けて行きたいと思います。

今回学校を訪問した時に、各教室にゴミカゴが置かれ、学校の庭にはゴミを捨てる穴が掘られているのを見ました。自分たちの学校や周囲をきれいにする、ということは、口では言ってもなかなか実行されていないのが現実ですが、少しづつ変化も出てきているようです。大人もあちこちに平気でゴミを捨てるのが珍しくない社会なので、子どもの時から環境を清潔にする習慣がついたら、いつか、社会全体がきれいになるかな、、、と望みを抱きます

今回の訪問中に、この仕事のBDP側の責任者ディコさんが結婚しました。人生の一大事ですし、公より私が優先するバングラ社会ですから、結婚するとなると大ごとです。ディコさんも結婚式までは、なかなか仕事にも集中できない状況でしたが、私もそんなゴタゴタに付き合いながら、みんなとより親しくなった感じでした。