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ネパール、アナンダバン病院の奨学生から

2012.05.10

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ネパールの奨学生から届いたレポートの一部をご紹介いたします。

”これは(正看護師になるための勉強をすること)は病院マネージメントにおいて、またネパールの人々のために、とても大切なことです。JOCSの会員の皆さんに感謝の気持ちをささげたいです。JOCSからの奨学金なしでは、このコースを履修することは、とても困難でしたが、奨学金が後押しとなって、必要がある人々のために何かアクションを起こすきっかけとなりました。
Jayanti Kumari Niroulaより”

Jayantiさんは、正看護師の資格を取得するために、昨年カトマンズ市内の大学の看護学科に入学しました。2年間の勉強を終えた後は、アナンダバン病院に戻って外科担当の看護師として働く予定です。

Jayantiさんの所属する、アナンダバン病院は、カトマンズ郊外の山の中腹に位置し、1957年に始まって以来、ネパールで最大のハンセン病治療病院です。ネパールの農村地域においては、人々が迷信に惑わされ、ハンセン病患者に対していまだに根強い差別が残っているといいます。病院では、ハンセン病治療だけでなく、コミュニティベースのリハビリテーションなど、社会復帰のための訓練を行ったり、一般患者を受け入れたり、差別をなくすために尽力しています。
JOCSからは、1981年~1995年、宮﨑伸子ワーカーが派遣されていました。

今後とも、保健医療活動を通して、ひとりでも多くの人が健康な暮らしができるよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

写真はアナンダバン病院の奨学生(Jayantiさんは一番左)