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JOCS50周年記念誌 一言紹介

2012.07.20

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JOCS50周年記念誌の一言紹介-「第1章」小島莊明会長 執筆より

 「・・・キリスト者医科連盟に連なる者たちの敗戦後のわが国医療の現実に向けられた眼差しは、『贖罪』の思いを抱きつつもむしろ『医療伝道』の方向へと向かったように思えてならない。実際、先のYMCAに基盤を置いて1946年に再発足した『キリスト者医科連盟』(のちのJCMA)は、翌年、福島県下において無医村診療を兼ねて第1回の『医療伝道』活動をおこなったのをはじめとして、1949年、衣笠病院における第1回JCMA創立総会の年まで、毎年、福島医療伝道をおこなっている。
 また、1959年以降は、(JCMA)関東部会をはじめ各地方部会が主催して、『医療伝道』、医療奉仕あるいは夏期フィールドワーク(特別集団検診)をおこなったほか、これらの働きと前後して、東京小岩地区風水害(1947年)、福井地方大震災(1948年)、伊勢湾台風(1959年)などの際には医療班あるいは救護所の設置を全国の(JCMA)会員の協力によっておこなっている。」(JOCS50周年記念誌, P.15)

 JOCSの前史として、戦後、福島での無医村診療が行われていたことを初めて知りました。