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ネパール UMNタンセン病院、オカルドゥンガ病院 Covid-19 緊急医療活動支援

2020.11.11

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ネパールでは6月にロックダウンが段階的に解除されてからも感染者が増加の一途をたどっています。JOCSの奨学金事業のカウンターパートであるUMN傘下のタンセン病院、及びオカルドゥンガ病院からもCovid-19感染患者への緊急医療活動に対する支援要請がありました。

 

タンセン病院があるパルパ郡は、インド国境に近く、6月に国境がひらかれてから、陽性患者が急増しました。オカルドゥンガ病院のある地方もインドからの帰国者による感染拡大が懸念されていました。タンセン病院、オカルドゥンガ病院ともに、陽性患者数の増加した際に政府からの受け入れ要請に応じるために、体制の整備が急務とされていました。そこでJOCSUMNからの支援要請に対して活動費用の一部を支援いたしました。

費用は、患者治療に必要とされる医療機器の購入に充てられましたが、ネパール国内での購入が難しいため、国外の業者に依頼し搬入を待っている状態です。

10月現在、両病院では陽性患者を受け入れ、治療をおこなっています。オカルドゥンガ病院では、コロナ陽性と診断された女性の出産がありましたが、母子ともに元気で、このような難しい状況の中での出産が守られましたことを、神様に感謝いたします。

タンセン病院では、PCR検査で医師を含む4名のスタッフが感染し、隔離病棟にて治療を受けていましたが、現在は回復したとの報告を受けました。

 

現在もネパール全土で感染が拡大しています。パンデミックの只中で戦っている医療従事者のために、そして生活に大きな影響を受けているすべての人々が感染から守られるようにお祈りください。

(※UMNUnited Mission to Nepal