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現奨学生の近況報告-バングラデシュ

2021.12.27

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バングラデシュのカイラクリ・ヘルスケア・プロジェクトは、異なる宗教や民族が支え合い、貧しくされた人々へ医療を提供しています。JOCSでは、奨学金を通じて、カイラクリ・ヘルスケア・プロジェクトを支援しています。スタッフは、団体を創設した故ベーカー医師から指導を受けて医療現場を担っていましたが、正式な資格は保持していなかったため、医療助手の資格取得を目指して就学しています。奨学生から近況の報告と支援者の皆様にメッセージが届きました。

 

スジット・ランサさん(医長代行、2019年から2021年まで就学し資格を取得)

神様が新型コロナウィルスに対するワクチンを与えて下さったこと、JOCSの皆様が、私たちの医療技術を向上させるためにご支援下っていることに感謝します。イエス様は、病にある人を憐れむことはわたしにしてくれたことであると述べます。私は、患者が回復し、元気になって日常生活に戻っていくのを見る度に大きな喜びが与えられています。

 

ノル・アミンさん(モニタリング担当者、2020年より就学中)

コロナ禍で、インフレが起こり、物価が高騰している中にありますが、皆様のご支援により、私たちの活動が継続出来ていることに感謝します。コーランには、「良い行いをする人は良いものを、悪い行いをする人は悪いものを得る」とあります。アッラーは、皆様に良いものをお与えになることでしょう。

 

ナズマ・ベガンさん(訪問支援担当者、2021年より就学中)

昨年出産した息子が元気でいること、コロナ禍でも、私たちの健康と活動が守られていることに感謝しています。コーランには、「貧しい人へ奉仕することは、アッラーへの奉仕である」とあります。私は、故ベーカー医師から貧しい人へ奉仕することを学びました。ベーカー医師の教えは、現在の奨学金での学びを継続する力となっています。

 

クマリー・シルピー・ラニさん(糖尿病棟責任者、2022年より就学予定)

故ベーカー医師が貧しい人々へ献身する姿は、私にとって学ぶ意欲を与え、私も医師の様になりたいといつも願っています。隣人を愛し、敵を憎みなさいと言われることもありますが、私は、自分に危害を与える敵ですら愛することをお伝えします。皆様のご支援に感謝します。

 

ハミダ・ベガンさん(障がい児の理学療法担当者、2022年より就学予定)

コーランには、「患者へ奉仕することは、天に家を建てることである」とあります。故ベーカー医師は、「貧しい人々による貧しい人々の健康」を目標に掲げました。その目標は、私が学ぶ上でのやる気となっており、医療従事者として働いていることに喜びを感じています。

 

授業の様子(最前列右の男性がノル・アミン、右端の女性がナズマ・ベガン)