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HOME>ニュース>【開催報告】雨宮春子ワーカー活動報告会「一つひとつの尊いいのちとの出会い」
2023.06.19
2019年1月からタンザニア・タボラ州に派遣されていた雨宮春子ワーカーが、2023年4月、4年の任期を終えて帰国いたしました。翌5月の1カ月間、活動報告会を開催しました。
雨宮ワーカーは、JOCSがタボラ大司教区保健事務所(以下TAHO)と協働で実施している母子保健活動「ママ・ナ・ムトトプロジェクト」に助産師として加わりました。TAHO保健事務所の傘下にある病院の一つ「聖ヨハネ・パウロ2世病院」を拠点として、病院のスタッフと協力しながら、母子のいのちに向き合い、活動に取り組みました。報告会では、タンザニアやタボラの生活環境の紹介や、活動の様子について報告しました。報告の中で雨宮ワーカーは、特に現地で共に働く人々とのつながりを大切にしてきたことを話しました。
オンライン報告会に出席された皆さまからは、「会報でしか知ることのできなかった現地での活動の様子を、雨宮さんの声を通じて聞くことができて良かった」「『子どもが亡くなるのは日常』と思わざるをえなかったタンザニアで、雨宮さんの尊い生き方によって母子の死亡率が改善にむかっていること、そして笑顔あふれるスタッフが声をあわせて合言葉を言っている姿に心うたれました」との感想をいただきました。
「ママ・ナ・ムトトプロジェクト」は、雨宮ワーカーの活動を通して成果が現れ始めました。プロジェクトは2023年3月で終了の予定でしたが、各施設で自主トレーニングをおこなう体制を整え、活動を定着させるため、2024年3月まで1年延長することとなりました。雨宮ワーカーも、2023年後半に活動に協力するためにタボラに派遣される予定です。
現地の各施設のスタッフは、雨宮ワーカーの活動を通して、必要なことを学び、実践すれば、まだまだ救えるいのちがあることを知りました。現地での活動が定着し、現地スタッフが地域の母と子のいのちに寄り添って活躍することができるように、これからも引き続きお支えをお願いいたします。
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