原田真帆元短期ワーカーによるオンライン国際保健医療勉強会を開催しました

2024年8月2日(金)、原田真帆（はらだまほ）元短期ワーカーによる国際保健医療勉強会「草の根の人々と共に生きる：ケニアの事例」をオンラインにて開催しました。

原田元短期ワーカーは、2017年から、特別支援教育専門家としてこれまでに4回、JOCSからケニアのシロアムの園に派遣されました。2017年から2019年は、毎年２～３週間、コロナ禍をはさんで2024年1月からは2カ月半、現地に滞在し、教育分野のスタッフの能力強化および療育プログラム開発に取り組みました。

2017年に初めてシロアムの園に派遣された時、原田元短期ワーカーは、まずシロアムの園の状況を把握し、スタッフのニーズを確認することから始めました。シロアムの園にはこれまでに原田元短期ワーカー以外にもさまざまな分野の専門家が訪問しており、教材が豊富にありました。その状況から、原田元短期ワーカーは、新規に何かを提供するのではなく、スタッフが抱える課題や悩みに寄り添い、自らの力で解決していく事が出来るようにサポートをおこないました。

シロアムの園のスタッフに対しては、スタッフ自身がクラス活動を振り返って見直すことができるよう、授業の様子を積極的に写真や動画で記録しました。また、持続的に活動がおこなえるよう、小道具は入手しやすい身の周りにあるもの、例えば空のペットボトルや野菜などを活用しました。

一時的な滞在であるがゆえに、常に「よそ者」であることを意識しながら「今の自分にできることは何か」を考え、スタッフに寄り添って活動する原田元短期ワーカーの話に、参加者からは「原田さんの長年のお仕事についてよく理解できました」といった感想が寄せられました。