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ウガンダの奨学生からの修了報告が届きました

2025.01.28

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ウガンダの奨学生ムンベレ・ジリーさんから修了報告の手紙が届きました。

ジリーさんは、准看護師として診療所で働いていました。その診療所には医師がいなかったため、救急患者に対して適切な対応をすることができませんでした。十分な医療体制が整っていないことに気づいたジリーさんは、自分が医師補になろうと進学を決意しました。ジリーさんは当初、自分で学費を工面していましたが、学業の途中で学費を払い続けることができなくなりました。勉強を一時あきらめたジリーさんですが、JOCSの奨学金を受けて医師補になることができました。

 


座学や臨床での研修を通して救急外来での診断技術を身に付けることができました。これからは医師補として新生児から大人まで地域のあらゆる人々を診療していきたいと思います。日々予防医療に取り組むとともに、地域の人々が自ら健康管理できるよう、勉強会を開催していきたいと考えています。

研修中、病気になったりそのために試験に落ちたりと困難がたくさんありました。しかし、神様は困難を乗り越える力を与えてくれると信じていたので、あきらめることなく挑戦し続けました。学費が払えず学校を辞めざるを得なかった私に再び学ぶ機会を与えてくれたJOCSの皆様に、心から感謝いたします。私のように学業を断念せざるを得ない環境におかれた学生を、どうぞこれからも支え続けてください。