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HOME>ニュース>青木盛ワーカー活動報告会を開催してください。
2014.10.27
あなたもきっと何かできるはず
JOCSのワーカー(保健医療従事者)活動報告会は、世界の保健医療の問題に関する事実を共有し、私たちが「みんなで生きる」平和な社会をつくるために、何ができるのかを考える場です。地域の人々とともに、喜びや苦労を分かち合いながら、いのちと健康をまもるために活動した、現場を知っているワーカーだからこそ、伝えられる体験や事実があります。どんな活動でも、はじめは「知ること」から始まります。 教会の集会、学校の総合学習、地域のイベント、友の会、使用済み切手運動の協力グループなど、様々なところで講演をいたします。人数や会場などの条件はとくにありませんので、お気軽にお問合せください。
【お申込み】 ①活動報告会のご案内と開催要項をご覧ください。②お申込用紙にご記入の上、JOCS東京事務局まで、郵送か、FAX、またはメール添付でお送りください。 ホームページからのお申し込みは終了しました
【活動報告会開催期間】
2014年11月1日(土)~2015年1月31日(土)
*先着順に日程を決めさせていただきます。土日の開催の場合は、お早めにお申込みください。
JOCSパキスタン派遣ワーカー・小児科医
栃木県足利市出身。 1998年信州大学医学部卒業。卒業後は長野県、静岡県の病院で小児科に勤務した。 2007年10月よりJOCSワーカーとしてパキスタン、パンジャブ州にあるファイザラバードの聖ラファエル病院*に赴任。以降、6年に渡り新生児医療に関わり、2014年9月末に帰国予定。
*マリアの宣教者フランシスコ修道会の修道女たちによって1948年に始められた病院。主に、妊産婦、新生児、貧しい人々のための病院として知られている。
パキスタンの聖ラファエル病院で、青木医師が新生児医療を通して感じたことなどを、データや体験に基づいてお話します。
【主な講演テーマ】
「救う命に国境なし-未来に続く小さな命の灯をまもるために」 パキスタンの病院では日本のように先端技術をもつ設備などなく、保育器も何十年も使っている手作りのものでした。衛生観念も看護や医療に対する取り組みも異なるなか、看護スタッフとぶつかって、我慢できずに怒鳴ってしまったこともありました。決して良いとは言えない医療環境で葛藤しながらも、小さな命をまもるため、現場のスタッフと共に奮闘した体験をお話します。
「イスラム圏で働くキリスト者医師として」 パキスタンでイスラム教徒にキリスト教を説くことは禁じられています。創立以来、言葉に拠らないシスターたちの日々の誠実奉仕の積み重ねが、キリスト教の聖ラファエル病院が、多くのイスラム教徒から信頼される病院になっている理由です。 赴任中、言葉や文化、習慣の違いもあり、患者や家族の心に寄り添うことが難しく感じることもありました。助かるはずの多くの赤ちゃんの命が亡くなっていくストレスと葛藤の中で、祈らずして仕事はできませんでした。イスラム教徒の患者と接する日々、キリスト者医師として働いたことの自他への意味を考えます。
「パキスタンの文化的背景の中で、女性の立場について感じたこと」 パキスタンは文化的・習慣的な価値観として男の子が生まれると喜び、女の子が生まれてきても喜ばないと聞いていました。妊娠中、産まれてくるのが女の子だとわかると堕胎する人もいると聞いていたので、日本人にもそう説明していました。しかし実際に聖ラファエル病院で働いてみて観察している限り、そんなことはないと感じました。赴任当初の偏見と活動して気付いたことを、女性の立場という視点からお話します。
「僕がJOCSのワーカーとなったわけ」 98年から07年まで小児科医として大学病院などで働いていました。キリスト教との出会いは、医師になってからです。小児科医として新生児に関わり、やりがいもある一方、生きるとは?という根源的な悩みが大きくなっていったときがありました。どのように、ワーカーになりたいという新たな夢が生まれたのか。正式に派遣されるまでの経緯、派遣されてからの現実をお話します。
【講演時間】
60分〜120分
(教会の礼拝の中でや、お子様向けの20-30分のメッセージも承ります)
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