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HOME>ニュース>総主事通信コメント(①4月~⑦10月)です。
2006.11.10
<9月のコメント>
上半期を顧みるに、確かに慌しい月日ではありました。しかし、手ごたえのある6ヶ月でした。
第一に、「現場を知ること」。その大切さを改めて痛感した次第です。現場―活動をするワーカーがいて、奨学生がいて、ワーカーを取り巻く・生きる人々がいる。それらの人々の暮らしを肌で感じることができました。一人の人間がおかれている状況から地域を知り、社会を知り、世界を知ることができます。激動する社会の変化や縮図がそこに存在しています。弱く小さくされている人々、深刻な状況下であえぎ苦しむ人々は、今グローバル化の潮流に飲み込まれようとしています。私たちが求められていることの重さ難しさがそこにあります。
第二に、「JOCSを取り巻く内外の環境を知ること」。各地で多くの団体・組織・学校・教会、そして個人にお会いする機会がありました。名刺が何百枚も必要でした。JOCSに近い人、遠い人、その人にとってJOCSが「過去」の人、「今」の人。「何それ?」と聞かれたこともありましたし、「確か、ネパールの赤ひげと呼ばれたお医者さんの、、、」とか、「使用済み切手はもう止めたのでしょう?」とか、色んな反応がありました。知られている度合いが少なければ少ないほど、取り巻く環境が厳しければ厳しいほど、ファイトが沸きます。まだまだ「開拓の余地有」という点で。私たちの働き場が、そこに確かにあります。私たちは試されています。 もちろん会員歴何十年、使用済み切手を送って何十年という方にも出会います。ワーカーの働きを知って人生が変えられた人、何かしたいでもどうしてよいかわからないと悩んでいる方など、様々です。
先日、勇気付けられたアメリカからのメッセージをご紹介したいと思います。Naokoさんは「みんなで生きる」の記事から読む各地の現実に悲しみと痛みを覚え、無力感を抱きつつ、ただひたすら祈り切手を送っています、とおっしゃっています。
<私たちの今日のお祈り> 世界の7つの罪/The World Seven Blunders ●理念なき政治 Politics without Policy ●労働なき富 Wealth without Work ●道徳なき商売 Commerce without Morality ●人格なき教育 Education without Character ●良心なき快楽 Pleasure without Conscience ●人間性なき科学 Science without Humanity ●犠牲なき信仰 Worship without Sacrifice
Naokoさんの教会でのディスカッッションから-St. Andrews Church, Donald & Naoko Hague, Maple Meadow Farm-
私たちの働きは決して大きくありません。しかし、確かなものでありたいと思います。祈りによって支えられて。JOCSにしかできない、JOCSならばできることを模索しつつ、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指して。
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