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ネパール大地震:5月19日~31日までの協力団体からの更新情報です。

2015.06.01

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◆LMNアナンダバン病院
●アナンダバン病院では、ほとんどの病棟が地震の被害を受け、安全が確保できなくなっています。そのため現在は、UNICEFと赤十字から提供されたテントを使い、屋外で患者の治療を続けています。
●余震が続いているため、屋外で患者の治療を行うことが最善であると考えています。しかし、モンスーンの季節が近づいており、今後感染症の発生と蔓延が心配されています。厳しい状況が続いていますが、今後もアナンダバン病院は支援を必要としている人たちのために活動を継続していきます。

◆UMN
(1)支援物資の配布
●支援物資の配布が本格化し、ダディン郡の山間部にある7つの村の世帯のほぼ全世帯に支援物資や毛布、防水布、衛生用品を届けることができました。
●UMNは、国連世界食糧計画(WFP)のヘリコプターを使い、遠隔地にあり、道路でのアクセスができない地域に支援物資を届けています。Lapa村の836世帯およびJharlang村の755世帯すべてに支援物資を配布しました。
●UMNは、24台のトラックでJeewanpur村に食料と支援物資を届け、村の1,985世帯に支援物資、毛布、防水布および衛生用品を配布しました。
●Pida村の2,214世帯およびMahadevsthan村の1,219世帯に支援物資の配布を行いました。
●Ree村で再度支援物資の配布を行いました。これによって、Ree村の1,088世帯すべてが救援物資を受け取ることができました。

(2)医療チームによるトレーニング
●UMNの医療チームは、ダディン郡の地元のヘルスワーカーに対し、災害時における栄養と公衆衛生に関するトレーニングを行っています。UMNはこの分野において先導的な役割を果たしており、13の村々でトレーニングを行う予定です。
●UMNの医療チームは、緊急栄養支援の一環として、ダディン郡のMahadevsthan、Salyantar、Darkhaの3つの村でヘルスワーカーによる「地域に根差した急性栄養失調マネジメント(CMAM)」と「乳幼児に対する多種微量栄養素パウダー補給」のトレーニングを行いました。
●UMNはダディン郡に外来治療プログラムセンターを設立しました。このセンターでは、深刻な急性栄養失調の子どもたちの治療を今後行っていく予定です。

(3)UMNスタッフへの支援
●UMNは自宅が深刻な被害を受けたり、倒壊したスタッフに対して4つの簡易シェルターを提供しました。簡易シェルターはトタン板でできており、家を再建する際には、建材として再利用することができます。

*ネパール大地震被災者支援活動と災害救援復興指定寄付についてはこちらをご覧ください。

*協力団体の概要については、こちらをご覧ください。(PDFで開きます)

*5月12日~18日までの協力団体からの更新情報についてはこちらをご覧ください。

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救援物資の配布を待つ人たち(写真提供:LMNアナンダバン病院)