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海外事業報告ーバングラデシュ・ラルシュの近況

2021.04.21

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バングラデシュの新型コロナウィルスは、今年1月以降徐々に下火になっていましたが、3月中旬より南アフリカ変異株が突然猛威を振るい、死亡者数が1100人を超えるなど最大報告数を日々更新中です。45日より緩やかなロックダウンが始まり、14日からは2週間の強硬な全国ロックダウンとなり空港も封鎖されました。また14日から30日は、ラマダン(イスラム教の断食月)のため、必需品は高騰し、弱く小さくされた人たちの生活への懸念が高まっています。

 

岩本直美ワーカーが派遣されているラルシュ・マイメンシンでは、マスクと手洗い等、感染予防に留意しつつ活動を継続しています。地域に暮らすメンバーたちは、引き続き家庭訪問と食糧配給で支援を継続しています。幸いメンバーとその家族は誰一人新型コロナウィルスには感染せず過ごしています。また今年1月からは、駅や路上で生活する人々を支援する団体を通じて、食料支援を行っています。ロックダウン中はすべての食堂や店が閉まるため、駅や路上生活の人たちには、定期的な温かい配食が一番有難いとの声を受けています。

 

今回の新型コロナウィルス第二波では突然重症化するケースが多く、ICU等は既に空きが無い状態となっています。岩本ワーカー、コアメンバー、アシスタントやラルシュ・マイメンシンの理事たちの健康が守られますように、人々が必要な糧を得られますように、どうかお祈りください。

 

食料支援の様子食料支援の様子