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HOME>活動内容>ワーカー派遣>バングラデシュ・岩本直美(看護師)
ラルシュ・マイメンシンは、知的な障がいのある人(メンバー)と障がいのない人(アシスタント)が共に暮らすコミュニティです。岩本直美(いわもとなおみ)ワーカーは2008年5月にマイメンシンに赴任し、このコミュニティが地域に受け容れられ、バングラデシュの人々によって支えられるよう、人材育成と、人々との輪づくりに力を入れています。2019年12月からバングラデシュに再赴任し、現在は第7期目となる活動を継続しています。
第6期はコミュニティがバングラデシュの人々によって運営されるように人材育成と組織づくりに力を入れました。より安全な暮らし、経済的なコミュニティの運営のために男性の家(ショプノニール)を新築し、女性の家(プシュポニール)と作業所を移転しました。またコミュニティの暮らしを支える地元のアシスタントを育成し、コミュニティのリーダーシップ体制を整えました。岩本ワーカーが不在の時も、彼らがコミュニティを導き、暮らしを守る体制ができつつあります。地域行政機関との関係づくりにも努め、その成果の一つとして家族のいない障がいのあるメンバー21名全員の障がい者手当手帳が発行され、一人あたり月600円程の手当を受給できるようになりました。さらにラルシュ・マイメンシンが長期にわたって地域に根ざし、メンバーの生活が将来も守られるようコミュニティの法的地位の確立を目指して、新しいトラスト証書(日本の公益証書に相当する文書)を地元の関係者の協力もえながら作成しました。
ラルシュ・コミュニティは、ジャン・バニエによって始められた知的障がいを持つ人とアシスタントが一緒に暮らすコミュニティ(共同体)です。フランスで最初に設立されて以来、世界中にひろがり、今では38カ国に150を超えるコミュニティがあります。
岩本ワーカーの派遣先・ラルシュ・マイメンシン・コミュニティは、テゼ共同体の故・ブラザー・フランクにより始められ、二人の男児(ショハッグとリコ)が2002年9月に最初に迎えられました。現在では、3つの家に家族のいない21名の知的ハンディのある青年男女がアシスタントとともに暮らしています。ロウソクやカード作りを行う作業所と、重い障がいのあるメンバーたちが通うレインボウティーム(成人のデイケアプログラム)があり、地域からも20名ほどの障がいのあるメンバーが週5日通ってきます。さらに様々な理由でラルシュに毎日通うことが出来ない20名ほどのメンバーたちのために、家に暮らす障がいのあるメンバーとアシスタントたちが彼らの家を訪問しています。
障がいのあるメンバーの9割以上がムスリムで、アシスタントはムスリムとクリスチャン、そして理事会は更にヒンドウのメンバーもおり、異なる宗教の者がともに祈り、ともに暮らすコミュニティです。
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