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海外事業報告ーバングラデシュ・ラルシュの近況

2021.08.02

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バングラデシュの新型コロナウィルスは、6月よりデルタ変異株が猛威を振るい、7月1日からは、警察と軍隊が動員される厳しいロックダウンが全土で行われています。インドからの輸入に頼っているワクチンと医療用酸素は、バングラデシュで大きく不足しており、2回のワクチン接種完了率は3%にも満たないと言われています。

 

岩本直美ワーカーが派遣されているラルシュ・マイメンシンでは、マスクと手洗い等、感染予防に留意しつつ活動を継続しています。幸いメンバーとその家族は新型コロナウィルスに感染せず過ごしていますが、万が一に備え、酸素ボンベ一式を買いそろえました。電気自動車を2台に増やし、3つの家の移動や食料の買い出し等を行っています。ロックダウンの渦中にあっても、警察や軍隊はラルシュの電気自動車は移動を認めてくれています。

 

コロナ禍にあって、人々の暮らしはますます厳しくなっています。以前あった僅かな公的支援も今は全くありません。ラルシュ・マイメンシンでは、昨年4月から毎月、地域の人々へ食料支援を行っています。ラルシュ・マイメンシンの地域で暮らすメンバーと近隣の障がいがある人たち約30家族に加え、今年1月からは駅で暮らす人々へ毎月400500食分の食料を支援しました。

 

岩本ワーカーは、「孤独になることは無く、今この瞬間を十全に喜びのうちに生きているコアメンバーたちのお陰で、‘コロナ禍‘に憂鬱にさせられることも無く喜びのうちに暮らしを続けることが出来ている」と語ります。岩本ワーカー、コアメンバー、アシスタントやラルシュ・マイメンシンの理事たちの健康が守られますように、人々が必要な糧を得られますように、どうか引き続きお祈りください。