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HOME>ニュース>奨学金>正看護師の資格を取得 聖アンナ・ミッション病院で働くJOCS元奨学生からの報告
2025.03.17
いつもJOCSの活動をご支援くださり、ありがとうございます。
タンザニア・タボラ州にあるJOCSの協力団体であるタボラ大司教区保健事務所(以下、TAHO)では、ワーカー派遣、協働プロジェクト(現在実施中の母子保健プロジェクト)、および奨学金事業の海外三事業が展開されています。
JOCSの奨学金支援を受けて、2024年9月に正看護師の資格を取得し、現在はTAHO傘下の聖アンナ・ミッション病院で働くシスター・フェリスタを紹介します。
シスター・フェリスタは、奨学金を受ける前は、病院の医療助手として主に病院や薬局の受付業務を担当していました。病院を訪れる母子を見るたびに、病院で力をいれている母子保健に携わりたいという思いが強まり、看護師を目指すきっかけとなりました。
「JOCSの奨学金支援を受けて看護師となり、社会や地域に役立つ存在になれていることがとてもうれしいです。地域の人々は、病気になった際に病院に行かず、自己診断で薬草などを服用し、症状が悪化することがあります。そのため、私は健康教育と母子保健に力を入れ、妊婦健診の重要性を伝えていきたいと考えています。母親が早期に病院を受診して、妊娠期に適切なケアを受けることができれば、安全な出産、すなわち健康な赤ちゃんが生まれ、合併症などのリスクを避けることができるからです。
病院で質の高いサービスを提供するためには、人材育成が不可欠です。そのためにJOCSの奨学金が用いられ、適切なサービスを提供できる人材が育成されることを願っています。どうかそのために、引き続きご支援をお願いします。」
新生児蘇生をおこなうシスター・フェリスタ
新生児蘇生をおこなうトレーナーのエゼキエル看護師(左)、シスター・フェリスタ(右)
分娩監視装置(CTG)の使い方を学ぶシスター・フェリスタ(右)
現在、シスター・フェリスタはママ・ナ・ムトトプロジェクトの一環として、育成されたトレーナー、エゼキエル看護師の指導のもと、新生児蘇生法や分娩監視装置(CTG)の使い方を学んでいます。シスター・フェリスタが学んだ看護知識や技術を活かし、地域の母子の健康をまもる一員として活躍することをわたしたちは期待しています。
今後もシスター・フェリスタ、聖アンナ・ミッション病院、そしてTAHO傘下すべての施設における、地域の健康をまもるための働きを応援してください。
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