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【オンライン勉強会】10/1 (金)「バングラデシュでハンセン病の人々と共に歩んで」

2021.07.30

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今年度は、アジア・アフリカの「小さくされた人々」の視点で感染症を考える勉強会を開催しています。(*JOCSが支援するアジア・アフリカの貧しく脆弱な立場におかれた人々をJOCSでは「小さくされた人々」と呼んでいます) 第1回目は弓野綾元ワーカーのタンザニアでの医療活動から、人々の生活と感染症の関わりを、 第2回目は石川信克元ワーカーからバングラデシュの結核対策を学びました。

 

次回は弊会会長の畑野研太郎(元ワーカー、医師)から、バングラデシュのハンセン病について学びます。

ハンセン病は、小さくされた人々の健康と生活、そして地域社会全体の貧困をも脅かす、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)の一つです。後遺症に対する偏見や差別のため、ハンセン病の患者や回復者とその家族は長きにわたり過酷な宿命を負わされてきました。日本でも、強制隔離政策による苦難の歴史があります。治療法が確立された現在、ハンセン病は完治が可能であり、ブラジルを除く全世界で世界保健機関(WHO)での定める制圧基準(人口1万人あたりの患者数1人未満)が達成されています。しかし、ここ10年間、新規登録患者数に変化がなく、制圧活動の停滞が問題となっています。

 

畑野は1985年から10年間、JOCSからバングラデシュに派遣されハンセン病対策に従事しました。帰国後は、国立ハンセン病療養所のひとつである邑久光明園での働きと共に、国際協力機構(JICA)やWHOの実施するハンセン病対策活動にも携わっています。バングラデシュのハンセン病の人々との歩みから、小さくされた人々の視点で感染症を考えます。海外での保健医療協力に関心のある方はぜひご参加ください。

 

◆日 時 2021年10月1日(金)19002030
 (20:30~21:00は弊会事務局長による派遣希望者説明会を実施します*)
◆参加費 無料
◆定 員 20名程度(先着順)
注意事項 オンライン会議システムのZoomを使用いたします。https://zoom.us/

◆お申込みはこちらから 
※定員に達したので募集を締め切りました。お問合せはこちらからお願いいたします。

◆畑野研太郎講師  プロフィール
医師。1985年から1994年までハンセン病コントロールの医師としてJOCSから派遣されバングラデシュにて活動。帰国後、国立療養所邑久光明園に勤務するとともに、2000年から2001年までJICA長期専門家としてミャンマーに派遣。また2006年から2009年はWHOのハンセン病コントロール諮問委員会に参加。2009年から2014年まで国立療養所邑久光明園長を務めたのち、2015年からはJOCSの会長として小さくされた人々と共に生きる働きを続けている。

(*)派遣希望者説明会
JOCSから派遣され、海外で活動することをお考えの保健医療従事者を対象として事務局長による説明会を行います(30分程度)。長期の場合はクリスチャンを派遣していますが、短期派遣ではキリスト教に理解のある方にもご協力いただいております。