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HOME>活動内容>協働プロジェクト>タンザニア カリブムトトプロジェクト(新生児ケア)>タンザニア カリブムトトプロジェクト 活動ニュースNo.1 (2025年8月)
~すべての生まれてくる赤ちゃんに「ようこそ」の気持ちをこめて~
2025年4月から、生まれたばかりの赤ちゃんの命を守る「カリブムトトプロジェクト」がスタートしました。
「カリブ」とは、スワヒリ語で「ようこそ!」を意味する言葉です。
ウソンゴヘルスセンター
このプロジェクト名には赤ちゃんがこの世に生まれてきた瞬間に伝えたい「ようこそ!生まれてきてくれてありがとう!」「こんにちは、赤ちゃん!」という思いが込められています。
このプロジェクトでは、JOCSとTAHOが協働で新生児ケアの質向上に取り組んでいきます。
新生児ケアは、タンザニアが国レベルで重点的に取り組んでいる保健分野の一つです。
カリブムトトプロジェクトでも、国の定めた新生児ケアのガイドラインに基づいて活動を進めていきます。今年10月には、JOCSから派遣される医師の城田ふみワーカーがプロジェクトに加わります。
それに先立ち、2025年7月にTAHO傘下にある10の保健施設において「基本的な新生児ケア」の実態調査をおこないました。「基本的な新生児ケア」とは、生まれてくるすべての赤ちゃんが受けるべきケアであり、生まれた瞬間から退院するまでに必要な一連のケアのことを言います。
スーパービジョンに参加する元奨学生(医師補・右から2番目)
この調査では、正常分娩を想定した演習を通じて、実施すべき手技の確認作業をおこないました。演習後は、スタッフ全員と振り返りの時間を持ち、良かった点、改善すべき点を確認し合いました。また、スーパーバイザーがお手本を見せながら技術的な指導をしました。
現在、JOCSの奨学金で医師や看護師の資格を取得した元奨学生の中にも、「新生児ケアに取り組みたい」という意思を明らかにしている者もいます。
ワーカー、奨学生と現地の母子保健スタッフが協力して、赤ちゃんのいのちを守る活動に取り組んでいきます。どうぞ今後の活動をあたたかく見守り、祈りでお支えください。
すべての赤ちゃんが「ようこそ!」を迎えられる未来を期待して、歩み続けてまいります。
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