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活動内容

タンザニア・雨宮春子(助産師)

雨宮春子(あめみやはるこ)ワーカーは、20191月にタンザニア・タボラに派遣されました。

最初にTAHOの保健医療施設で現地の看護助産の研修を受けながら、現地の母子保健の現状把握をしたのちに、お母さんと子どものいのちを守る「ママ・ナ・ムトトプロジェクト」(20184月より実施中)に加わりました。

お母さんたちへの健康教育や安全な出産を行うための医療従事者に対する助産技術の研修等を開始しようとした矢先に、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を席捲し、20203月末に緊急一時帰国を余儀なくされました。一時帰国中は、北海道・札幌市の緊急支援要請を受け、JOCSの業務と並行して新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した施設の支援に入り、感染によって苦しみの中におかれた人々に寄り添い、タンザニア帰任までの期間、看護師として支援活動を続けました。

20217月にタンザニアに帰任し、活動を再開しました。「ママ・ナ・ムトトプロジェクト」の活動の様子は、プロジェクト進捗にてご報告いたします。

 

派遣先:タボラ大司教区保健事務所 聖ヨハネ・パウロ2世病院

タボラ大司教区保健事務所(TAHO)はタンザニア国内にあるカトリック6つの大司教区のひとつで、10の保健医療施設(3病院、1ヘルスセンター、6診療所)を統括、運営をしています。JOCSではこれまでに清水範子助産師、宮尾陽一医師、倉辻忠俊医師、弓野綾医師をワーカーとして派遣、奨学金事業では50名以上の保健医療従事者を育成しました。現在は27名の職員を奨学金で支援しています(2022年2月現在)。聖ヨハネ・パウロ2世病院は、特に新生児の死亡率が高く、また妊娠・出産でいのちを落とすお母さんが多いことが課題です。お母さんと子どもの健康を改善し、いのちを守るため、雨宮ワーカーと奨学生がともに働いています。

 


 

以下は、巡回指導の様子(21年8月)