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活動内容

ケニア シロアムプロジェクト活動ニュース No.6 (2025年1月)

20249月から10月にかけての3週間、山内章子理学療法士(元JOCSワーカー)がシロアムの園を訪問し、理学療法士ムハンジさんを直接指導しました。

 ムハンジさんへの指導は、ムハンジさんが2016年にシロアムの園で働き始めたころから始まります。2019年までは年に1回、3週間程度滞在して直接指導していました。コロナ禍で渡航ができなかった時期も、オンラインで研修が続けられていました。今回は110カ月ぶりの直接指導でした。山内理学療法士はムハンジさんのセラピースキルを確認したうえで、まだ十分に習得できていないところを中心に指導しました。子どもたちへのセラピーを通しての演習とともに、テキストを使った座学もおこないました。

3週間を振りかえり、山内理学療法士はムハンジさんについて「2016年に迷いの中でセラピーをおこなっていた彼とは比較にならないほど成長をしている」と話しました。シロアムの園全体としての療育についても考えるようになったムハンジさんは、理学療法士として他職種のスタッフにアドバイスするなど、スタッフ間の連携にも積極的に取り組んでいます。山内理学療法士は、セラピストとしての責任感が強く持つようになったムハンジさんを誇らしく思うとも話しました。
これまでに学んだ知識および技術を復習するために、ムハンジさんはこれから自主学習に取り組みます。その成果を20253月にオンラインにて確認してもらうことを、ムハンジさんは山内理学療法士と約束しました。

 シロアムの園の包括的ケア事業が強化されていくためには、スタッフの能力強化が常に求められています。JOCSは今後もシロアムの園と協力して、スタッフの能力強化に努めていきます。