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HOME>活動内容>協働プロジェクト>カンボジア SALTプロジェクト(健康教育)>カンボジア SALTプロジェクト 活動進捗報告No.2 試行期から本格展開に入りました(2015年10月)
1年目(2014年10月~2015年9月)の試行期間を終え、2019年9月末まで計5年間のプロジェクト活動を行うことを正式に決定しました。試行期間での小・中学校併せて6校での活動実績を踏まえ、今後は順次、対象校を拡大していきます。また中学校レベルの思春期教育は、初年度の経験を踏まえて、カリキュラムの改訂作業を進めています。
バッタンバンでは、電気が来ている学校とそうでない学校があります。電気があればプロジェクターを使った投影資料で授業が進められますが、電気がない学校では、内容を模造紙に書き写したものを張り出して進めています。また小学校は午前と午後の二部制で、生徒は総入れ替えです。このため、2年次以降、対象学校を拡大する際に各学校を訪問し、校長先生から児童人数や授業スケジュールを確認し、子ども達が抱えている健康状態の問題を聴き取りながら、保健の授業をどのように導入するか、相談をしつつ進めます。また保健教育の導入には、対象となる学校の関係者だけでなく、バッタンバン州教育局との調整(許可)が必要となるため、こうした細かい調整業務をバッタンバン司教区ヘルスセンターに進めてもらっています。
現地では、貧しさのために勉学が続けられず、途中で退学する児童・生徒もかなりいます。退学した生徒は、地元で畑仕事をしたり、バンコクに出稼ぎにいくという話も聞かれました。学びたくても続けることができない児童や生徒たちの数が少しでも減るように、また、働きに出ざるを得ない子どもたちにも、時を経ていつか学ぶ機会が与えられるようにと願うばかりです。
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