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活動内容

ケニア シロアムプロジェクト活動進捗報告 No.8 (2022年9月)

JOCSは、ケニアのシロアムの園と協働して、2016年から療育支援プロジェクトをおこなっています。シロアムの園は、医療・教育・リハビリだけでなく、霊的成長も含め、障がいのある子どもたちと家族を包括的に支える療育施設です。 

ケニアでは、障がいのあるこどもたちへの医療・教育・リハビリの機会は限られており、差別や偏見も根強くあります。そのため、障がいのある子どもたちと家族をありのままに受け入れ、包括的な支援を提供するシロアムの園のニーズは高く、多くの子どもたちが登録を待ち望んでいます。そこで、シロアムの園は、持続可能な形で多くの子どもたちを受け入れることを目指し、自ら建設した広い施設に2022年8月に移転しました。新施設は、1エーカー(約1224坪)の敷地に、子どもたちが過ごす母屋、研修施設、体育館があります。

JOCSは新施設での療育活動を確認するため、2022年9月にシロアムの園を訪問しました。子どもたちが過ごす母屋は、中庭を囲む形で各種部屋があります。広い廊下を生かして、待ち時間に自転車やボール遊びを楽しむ子供たちの姿を見かけました。

 

 

理学療法や作業療法のセラピールームも個室になり、子どものニーズに合わせて、のびのびとリハビリがされています。特別支援教育のクラス活動では、楽器を鳴らしたり、段ボール箱の車に乗って移動したり、五感を使った遊びに子どもたちは夢中になっていました。

 

子どもたちの笑顔を未来にも継続できるよう、療育事業を経営指導する土畠智幸医師も、今回、JOCSの短期専門家としてシロアムの園を訪問しました。またJOCSは、子どもたちへ療育を実施する理学療法士、作業療法士、先生たちへの技術指導を通じて、シロアムの園を支援しています。コロナ禍でもオンラインで技術指導を続けた山内章子理学療法士(元JOCSワーカー)は、今年度もシロアムの園を訪問し、スタッフを直接指導する予定でいます。JOCSは、子どもたちの笑顔と未来のために、シロアムの園と協働して療育支援プロジェクトを実施していきます。

 

引き続きのご支援とお祈りをお願いします。