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HOME>活動内容>協働プロジェクト>ケニア シロアムプロジェクト(療育事業)第2期>ケニア シロアムプロジェクト活動進捗報告 No.3 (2023年10月)
JOCSは、作業療法士の河野眞(こうの まこと)専門家をシロアムの園に9月に1週間派遣しました。シロアムプロジェクトでの作業療法専門家の派遣は、2019年以来4年ぶりになります。
今回、河野専門家は、シロアムの園の作業療法スタッフが子どもたちにおこなう、食事、着替え、トイレなどの日常動作訓練を観察し、改善策を提言するために派遣されました。
2022年に移転したシロアムの園の新しい施設では、療法室にシャワーが完備され、入浴の日常動作訓練ができるようになりました。河野専門家は、シャワー椅子を使用した入浴や座位保持装置を利用した着替えなど、子どもたち一人ひとりに合わせた補助具を使用するよう助言しました。子どもたちがシロアムの園で作業療法を受けるのは週に数回と限られているため、日々子どもたちを世話する保護者が正しい技術を習得することや自宅環境を整備することも大切です。河野専門家は、入浴を介助する保護者の姿勢についても助言し、保護者自身の健康を配慮するように促しました。
シロアムの園は開所してから8年が経ちます。当初は幼い子どもたちばかりだった施設に10代の子どもたちが増えてきました。河野専門家は、子どもたちの年齢に応じた、社会参加に向けたライフスキルやソーシャルスキルのクラス活動を提供することも提案しました。
JOCSは今後もシロアムの園と協力して、障がいのある子どもたちと家族を支える働きを続けていきます。どうぞ引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
着替えの動作訓練
ハンモックによる遊びを使った訓練
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